1.慢性疾患看護専門看護師とは?

専門看護師は、複雑で解決困難な看護問題を持つ個人、家族および集団に対して、水準の高い看護ケアを効率よく提供するために、特定の専門看護分野の知識・技術を深めた看護師(日本看護協会専門看護師規則第1条より)。

慢性疾患看護専門看護師の特徴は、生活習慣病の予防や、慢性的な心身の不調とともに生きる人々に対する慢性疾患の管理、健康増進、療養支援などに関する水準の高い看護を行う。(日本看護協会より

  今までのCNSコース2年生

2.慢性疾患看護専攻分野の目標は?(日本看護系大学協議会より)
 ) 慢性病が個人および家族の健康や生活に及ぼす影響・特徴と、それに対する反応・療養行動特性を理解し、慢性病の予防・管理ができる。
 ) 慢性疾患の病態生理と慢性病を持つ人の発病から死に至るまでの間の変化(~急性増悪~緩和~均衡~不安定~ 悪化~)を、心理社会的側面を含めて理解し、必要な看護支援が提供できる。
 3) 慢性病を持ちながら質の高い生活をするという視点を重視し、その人の身体的、心理社会的対処能力を高めることができる。
 4) 専門知識・技術の向上を図るために、看護活動に関する研究活動に参加し、それを支援できる。


3.がん看護、老人看護、慢性疾患看護、母性看護の共通科目は?
 共通科目A: 8 単位
 *専門看護師としての実践・教育・研究・倫理・調整・相談の6つの機能を学ぶ
      看護教育論、看護理論、コンサルテーション論
      看護政策論、看護研究方法論、看護管理論

 共通科目B: 6 単位
  *従来の専門看護師の能力に加えて、キュアの力を養う
      フィジカルアセスメント、臨床薬理学、病態生理学

4.本学が目指す慢性疾患看護専門看護師とは?
 外来、病棟、在宅などあらゆる治療環境において、慢性疾患とともに生きる人々に対して、 健康増進、疾患管理、療養支援などに関する高度な看護を行う人材です。特に理論と実践の統 合を目指し、根拠のある看護を行う看護師を育成します。 本教育課程は平成23年度に日本看護系大学協議会・専門看護師教育課程として承認されま した。令和2年度から、38単位教育課程を実施しています。

5.本学慢性看護学分野(合計38単位)での主な教育科目




6.教育体制と主な教員

◆講義◆ 本学保健学研究科全体で教育に取り組んでいます。特に本研究科は横断型ユニット体制であり、        看護、検査、リハビリの枠を超えて教育を行っています。
  ◆実習◆ 慢性疾患は多岐にわたるため、学生さんの専門に合わせて実習先を調整します。今までの実績         のある実習病院は以下の通りです。

糖尿病看護群馬大学医学部附属病院、駿河台日本大学病院、
        伊勢崎市民病院、前橋日赤病院

腎臓病看護杏林大学医学部付属病院、相澤病院、日高病院

脳血管障害看護:横浜市立脳血管医療センター

難病看護:群馬県看護協会、訪問看護ステーション高崎   

循環器看護:獨協医科大学埼玉医療センター、獨協医科大学病院   


      修了生の活躍状況1
      修了生の活躍状況2
      修了生の声
     

 担当教員と連絡先 

  教員:岡 美智代(教授)  e-mail: michiyooka(アットマーク)gunma-u.ac.jp
     髙橋 さつき(講師) e-mail: satsukit(アットマーク)gunma-u.ac.jp
      松本 光寛(助教・慢性疾患専門看護師)  e-mail: mitsuhiro.m(アットマーク)gunma-u.ac.jp

  事務:群馬大学昭和地区事務部学務課入試試験係   電話:027-220-7797                        http://www.health.gunma-u.ac.jp/



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