看護についての情報交換・意見交換の場にしていきます。
EASEプログラム®に関する情報交換・意見交換もしています。
看護研究実践統合センターからのお知らせです。 2024年12月11日(水)18:00~20:00群馬大学大学院保健学研究科ミレニアム・ホール※この講演会は対面・Web配信のハイブリットを予定しております。 ●18:05 ~ 19:00「助教の立場での研究費獲得と産学連携の活用法」名古屋大学大学院医学系研究科 総合保健学専攻 オミックス医療科学 助教 古川希 ●19:00 ~ 19:55「国立大学看護系教員での研究時間と多職種連携の確保」名古屋大学大学院医学系研究科 総合保健学専攻看護科学 准教授 中山奈津紀 「国立大学はミッションは高いけど、人員も少なくて研究の時間や資金確保が難しい。国際的に太刀打ちできる研究をどうすればよいか。悩んでいる皆様に、知恵とノウハウ、産学連携など、ためになるご講演をしていただきます。」 興味のある方はどなたでも参加できます。 <参加費>無料詳しくは、ポスターをご覧ください。
2024年11月10日に富山で開催された日本腎不全看護学会学術集会・総会で東日本腎不全研究会として、聞き書きの交流集会を行いました。 大変好評で、多くの方が参加してくださいました。患者さん(山田としこさん・仮名)と看護師の会話のロールプレイングを行い、その内容を元に、参加者の方に聞き書きカードを作成してもらいました。10分くらいの間でしたが、みなさん、患者・山田さんの話をカードにまとめてくださいました。参加者の、思い思いの山田さん像がカードに描かれて、山田さんも(患者さんとして?)喜んでおりました。 以下、交流集会抄録の抜粋です。 ********** 1.演題名/テーマ:体験してみよう!腎代替療法やACPに活用できる「聞き書き」 2.企画内容 【本交流集会の目的】CKD患者に対する「聞き書き」介入について、必要性、方法、影響、ターミナル期の患者への実践例について紹介します。また、参加者の皆さんにも、「聞き書き」を体験していただき、「聞き書き」の可能性について共にディスカッションすることを目的としています。 【参考文献】 ・岡美智代.対象者の話を「書く」ことの効果,日本保健医療行動科学会雑誌,33(2),19-23,2018 ・岡美智代,他.患者の自分史を作成するという看護イノベーションにおける「語る」、「書く」、「読む」ことの意味 「じっくりEASE(イーズ)プログラム」を通して,日本保健医療行動科学会雑誌,33(1):15-21,2018 ・Oka M. et al., Review of feasibility studies to ensure conducting the proper nursing intervention research. DOI: 10.23937/2469-5823/1510153 3.企画団体名:東日本腎不全研究会、代表 岡 美智代(群馬大学大学院)、青木栄子(医療法人駿心会 いなげ腎クリニック) 、木村和美(医療法人恵泉会せせらぎ病院)、剱持貴史(群馬医療福祉大学看護学部)、櫻井あかり(公立藤岡総合医病院)、櫻井一江(元群馬大学大学院保健学研究科)、清水美和子(東都大学ヒューマンケア学部) 、上星浩子(群馬大学大学院保健学研究科)、白土菜津実(群馬大学大学院保健学研究科)、杉山瞬(医療法人社団日高会 日高病院)、田中舞(群馬大学大学院保健学研究科)、徳田佐知子(前橋広瀬川クリニック)、林真由美(群馬パース大学看護学部看護学科 )、松本光寛(群馬大学大学院保健学研究科) **************** 参加者の方が作成した聞き書きカード
看護研究実践統合センターからのお知らせです。 2024年11月20日(水)13:00~14:30群馬大学大学院保健学研究科ミレニアム・ホール※この講演会は対面開催のみです。 講師: 房江WICKS 氏 米国Nurse Practitioner房江WICKS先生は、1974年、今から50年前に日本からアメリカに渡り、ナースプラクティショナーとして、現在も看護の最前線で活躍されております。 興味のある方はどなたでも参加できます。皆様、ぜひ、申し込み、ご参加ください。 <参加費>無料・申し込みは不要ですので、会場に直接おいでください。 詳しくは、ポスターをご覧ください。
下記の論文が掲載されました。 ◆中本五鈴,岡美智代,若村智子,中林みわ(2024).日本看護研究学会会員の国際活動の実態と国際活動推進委員会へのニーズ.日本看護研究学会雑誌47(1),143-148 下記の研究を発表いたしました。 ◆木村和美,岡美智代,戸島規子,梅木愛美,小林俊哉,櫻井保子,大河内康光,宮本克彦(2024).Successful aging/terminal stageを目指した腎不全看護 高齢透析患者のターミナルステージ支援の実際「聞き書き」で患者の思いに寄り添う.日本透析医学会雑誌57(1),325 下記の解説が掲載されました。 ◆野呂瀬崇彦,樋口倫子,木村聡子,上杉裕子,小坂素子,二瓶映美,松本光寛,吉野亮子,岡美智代.職種間相互理解のための対話的プログラムDMIU(Dialogical Meeting for Interproffesional Understanding)の開発と実践(2024).保健医療福祉連携17(1),81-82 ◆白土菜津美,岡美智代(2024).概念分析の方法の手順の紹介:先行要件・属性・帰結のデータ抽出を中心として.日本保健医療行動科学会雑誌39(2),41-58 ◆剱持貴史,岡美智代(2024).特集・透析室スタッフのコミュニケーション術 透析看護とコミュニケーションー「聞き書き」やセルフコンパッションの活用.臨床透析40(11),26-31
<岡研究室 ゼミ紹介> 毎週火曜日,19:40-21:10,大学院博士前期・後期課程のゼミをオンラインで行っています。今回は,こちらの文献紹介がありました。ゼミはお試し参加でもokです。希望者は,お気軽にご連絡ください!! <文献> Burdeu, G., Rasmussen, B., Lowe, G., & Considine, J. (2024). Acute care nurses' decisions to recognise and respond to patient improvement: A qualitative study.Journal of Clinical Nursing, 33(11), 4445-4454. https://doi.org/10.1111/jocn.174002023 journal Impact factor: 3.2 Abstract目的:急性期看護師が患者の臨床状態の改善を認識し、それに対応するための意思決定を現実の臨床環境においてどのように行っているかを調査し、記述する。デザイン:記述的研究。方法:オーストラリアの大規模病院の内科看護師9名と外科看護師11名を対象に、看護師と患者の相互作用の様子を個別に観察し、観察された意思決定の背景にある理由と臨床的判断について面接で追跡調査した。観察およびインタビューは口頭で記録し、書き起こした。データの分析には、再帰的テーマ分析を用いた。結果:データから構築された3つのテーマは以下の通りであった:看護師のチェックイン(nurses checking in)、看護師の改善に関する判断(nurses reaching judgements about improvements)、看護師の最適な対応者の決定(nurses deciding on the best person to respond)。急性期看護師は、臨床状態の改善に関連する安全リスクの予測に基づいて標的としたアセスメントの意思決定を行っていた。患者の改善を評価し判断するために、主観的および客観的な手がかりが用いられた。急性期看護師における患者の安全に対する判断および患者中心のケアを推進したいという願望が、改善を管理する適切な対象者を選択する意思決定を導いていた。結論:この研究の結果は、急性期ケア看護師が病状の悪化に応じた意思決定を行うことで得られる実証済みの安全上の利点が、患者の臨床状態の改善にも及ぶことを実証した。改善に向けた対応において、急性期看護師の意思決定は患者を危害から守り、回復を促進する。患者ケアへのインパクト:早期発見と改善に向けた対応によって、急性期看護師は患者を不必要な治療のリスクから守り、回復を促進することができる。インパクト:本研究は、患者の臨床状態の改善を認識し、それに対応するという看護師の安全上不可欠な役割を明確にした。医療政策と教育は、患者を確実に保護し、安全なケアを提供するために、悪化と改善のアセスメントと管理が等しく重要であることを反映させなければならない。 (担当 榊)
(Encourage Autonomous Self-Enrichment program:自主的な自己涵養促進プログラム)とは?
EASEプログラム®とは、患者様が、自分を豊かにすることを促進するプログラムのことです。
また、EASEとは、日本語では「気軽」という意味で、患者様が気軽にセルフマネジメントができるように医療者が手助けするプログラムという意味もあります。
EASEプログラム®の目的:その人らしい生活を送るため、疾病の予防、治療や健康に関する、セルフマネジメントの考え方と行動を、修正、維持することをねらいとしています。
このプログラムは腎不全や糖尿病、心不全などの方をはじめとして、禁煙やダイエットなど、セルフケア行動が必要な方に活用できます。
群馬大学医学系研究科保健学専攻の大学院生を学内外より広く募集しています。
慢性疾患を持つ患者様や家族援助の研究に興味のある、学生・看護師のみなさん、一緒に学びましょう。