看護についての情報交換・意見交換の場にしていきます。
EASEプログラム®に関する情報交換・意見交換もしています。
<岡研究室 ゼミ紹介>毎週火曜日夜、大学院博士前期・後期課程のゼミをオンラインで行っています。今回は,こちらの文献紹介がありました。ゼミはお試し参加でもokです。希望者は,お気軽にご連絡ください! <文献>Research topics on pressure injury prevention and measurement tools from 1997 to 2023: A bibliometric analysis using VOSviewer1997年から2023年までの褥瘡予防・測定ツールに関する研究テーマ:VOS Viewerを用いた軽量書誌学的分析(ビブリオメトリックス分析)著者:Fatma Azizoğlu , Banu Terzi 書籍:Intensive and Critical Care Nursing IF(4.7)URL:https://doi.org/10.1016/j.iccn.2023.103557 目的ICUにおけるPI(褥瘡)の予防・測定ツールに関する研究を、計量書誌学的分析手法を用いて可視化し、この分野の世界的な動向を明らかにすることを目的としている。研究方法Web of Science(WoS)データベースを使用した。このデータベースでPI予防、リスク測定ツールの分野で発表された研究を、計量的書誌学的分析(論文・著者・キーワード・引用情報などを数量的(定量的)に解析し、研究分野の構造、動向、影響力を客観的に明らかにする研究手法)を用いて検討し世界レベルでの現状を明らかにした。設定 キーワードは「intensive care unit(集中治療室)」「pressure injury(褥瘡)」「prevention(予防)」「risk assessment tools(リスクアセスメントツール)」 WoSに含める基準は、論文およびシステマティックレビューとしての出版タイプ、出版言語、出版機関、国、資金提供機関、引用トピック、ジャーナル、著者、1997年から2023年の間に出版されたものに限定した。WoSデータベースから326件の論文が選択された。データ分析 VOS(Visualizing of Similarities)Viewerのソフトウェア(WoS、Scopus、PubMedなどの異なるデータベースの書誌データを分析するソフトウェア)を用いて、データをグラフ化した。VOS Viewerは、共著分析(論文の共著関係をもとに、研究者・機関・国の協力関係や研究ネットワークの構造を可視化・分析する。)、キーワードの共起分析(同一の論文内に同時に出現する語(主にキーワード)を分析し、研究テーマや概念同士の関連性、研究領域の構造を明らかにする。)など、さまざまな手法に基づいて結果を表示・可視化する明瞭なグラフィカルマップを提供する。データは、マップ上では円として表現され、円の間の線は接続を表し、これらの線の太さと合計は接続の強さを表す。閾値は、研究目的に沿って作成されたマップの読みやすさを向上させるために、試行錯誤法(the trial and error method/明確な解決手順や理論が確立していない課題に対して、さまざまな方法を試し、その結果を評価しながら成功に近づいていく問題解決の方法)によって研究者によって決定された。結果1. 出版物の傾向…最も多く出版されたのは2022年(n=47)だった。2. 言語別の出版物の分析…ほとんどが英語(n=318)だった。3. 著者・国・機関・資金提供機関・ジャーナルの分析結果著者はCox,J(アメリカ/クイーンズランド工科大学(Queensland University of Technology)所属)が最も多かった(n=20)。最も多くの論文を発表した国はアメリカ(n=171)、最も貢献度の高い期間はクイーンズランド工科大学(Queensland University of Technology)(n=20)、資金提供数が最も多かったのは、National Institutes of Health(米国国立衛生研究所)(n=20)、最も多くの論文掲載ジャーナルはJournal of Wound Ostomy and Continence Nursing(n=559)だった。4. 新たに出現している動向と研究テーマ最も頻繁に使用された語句は、「pressure injury(褥瘡)(5クラスター、95リンク、出現回数88回、総リンク強度299)」、「pressure ulcer(褥瘡)(6クラスター、96リンク、出現回数80回、総リンク強度278)」、「critical care(クリティカルケア)(2クラスター、84リンク、出現回数71回、総リンク強度257)」、「pressure ulcers(9クラスター、40リンク、出現回数14回、総リンク強度73)」だった。5. 被引用数に基づくネットワークマップCox, J.(20編、被引用数532件、総リンク強度28)、Coyer, F.(17編、被引用数322件、総リンク強度53)、Alderden, J.(12編、被引用数307件、総リンク強度37)は、被引用数の観点から本分野に最も大きく貢献した生産性の高い著者だった。最も多く引用されたジャーナルは American Journal of Critical Care(被引用数1539件)、Journal of Wound Ostomy and Continence Nursing(868件)、および Critical Care Nurse(101件)であった。考察 ICUおよびリスク測定ツールにおけるPIの予防に関する世界的な論文数は、2022年にピークに達した。この分野で最も多くの論文が米国からのものであり、この国がPIに関連する出版物のリーダーであることを示唆している。本研究における単語ネットワーク分析によると、最も集中的に研究されたトピックは、" pressure injury(褥瘡)"、" pressure ulcer(褥瘡)"、"クリティカルケア"であった。PIリスク測定ツールや評価は、あまり研究されていないトピックの一つであった。重症患者におけるPI発症の客観的な危険因子をより正確に特定し、PI発症に寄与するリスク因子を区別するツール開発の必要がある。 (文責:菅野康子)
保健学研究科高度専門職養成推進室「群馬大学看護発・看護研究実践統合センター」より第15回講演会の開催についてご案内します。事前申し込みは必要ですが,無料です!どなたでもご参加いただけます。第15回講演会「臨床と教育がつなぐ看護研究」— テキストマイニングと共同研究実践から学ぶ、研究をかたちにするプロセス —日 時:2026年3月3日(火)15:00〜17:30開催方法:ZoomによるWeb配信申 込:https://forms.gle/bTZSkQJq6E5aeY9fA(申込締切:2026年2月23日(月)17時まで)
<岡研究室 ゼミ紹介>毎週火曜日夜、大学院博士前期・後期課程のゼミをオンラインで行っています。今回は,こちらの文献紹介がありました。ゼミはお試し参加でもokです。希望者は,お気軽にご連絡ください!<文献>Students’ Satisfaction in Higher Education Literature Review「高等教育における学生満足の文献レビュー」 著者:Salinda Weerasinghe, R. Lalitha, S. Fernando書誌:American Journal of Educational Research, 2017, Vol. 5, No. 5, 533-539 JIF:3.5https://www.researchgate.net/publication/325022530_Students'_Satisfaction_in_Higher_Education_Literature_Review目的本レビューの目的は以下の通りである。1) 世界中の研究者が使用している学生の満足度、満足度モデル、フレームワークを提示する。2) 先行研究で実証された知見について説明する。デザインと方法・文献検索方法、文献検索式などの記述はなし。・24件の文献がレビューされ、文献はリスト化されている。結果・1980年代より学生の満足度を、ビジネスサービスの顧客満足度や投資理論に適用し測定する研究が行われた。しかし、ビジネスに特化した尺度を適用することは批判を受けた。・1990年代より高等教育における学生の満足度を測定する尺度が開発されはじめた。主に大学の経験、教職員の支援、キャンパスでの生活が説明変数として満足度に影響すると注目された。・2000年代より上記の説明変数に加え、カリキュラムや大学施設が満足度に影響すると注目され、より包括的な尺度が開発された。・2010年代には、高等教育における学生の満足度とその影響を評価するフレームワークが開発された。これによると、サービス品質、大学の品質、学生との関係性、大学の評判が満足の先行要因となり、 大学の宣伝が促進要因となる。また、学生の満足度を評価する概念モデルを開発された。このモデルによると満足度は、大学のイメージ、学生の期待、指導技術、大学の機能、大学の価値によって決定される。 さらに、満足度は大学への忠誠とクチコミへとつながることを説明した。以下、レビューされた文献からの知見を抜粋する。・授業内容、学習機器、図書館の蔵書、教育の質、教育/学習教材が学生の満足度に大きな影響を与えることが明らかになった。・職員と学生の満足度に関する研究では、学習環境、公共スペース、キャンパスへのアクセス、研究室や教育施設など職員に関連する物理的要因に学生も満足していることが示された。・大学でポジティブな経験をした学生は、経験のない学生よりも大学に対する満足度が高いことが明らかになった。・大学の評判、立地都市の魅力、施設の質が学生の満足度に強い影響を与えることを明らかにした。さらに、交流する場、講堂、図書館が学生の満足度に最も強く影響する物理的要因であることが明らかになった。結論・学生の満足度は、様々な場面で多くの要因(特に、教職員の関わりや大学の施設)に影響されることが証明された。 (担当:近藤一貴)
<岡研究室 ゼミ紹介>毎週火曜日夜、大学院博士前期・後期課程のゼミをオンラインで行っています。今回は,こちらの文献紹介がありました。ゼミはお試し参加でもokです。希望者は,お気軽にご連絡ください!<文献>Perceived clinical competence and its related factors among registered nurses employed at selected outpatient clinics in Egyptエジプトの選定された外来診療所に勤務する登録看護師の臨床能力とその関連要因の認識Rasha A Mohamed , Mohammed Fayez J Alharbi , Rahmah Aloufi , Nisha Abraham , Nagwa Nabeh Taref , Eman Samy Bauomy , Safa H Alkalash, Marzouk M Marzouk, Abeer A Almowafy (2024). Perceived clinical competence and its related factors among registered nurses employed at selected outpatient clinics in Egypt, PLOS One ,19(12) .IF:2.6https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11611318/目的本研究の目的は、エジプトの選定された外来診療所に勤務する登録看護師を対象に、自己評価による臨床能力のレベルを測定し、そのレベルと人口統計学的および職業的要因との関連を明らかにすることである。デザインと方法本研究は記述的横断研究として実施した。研究対象は450名の看護師であり、質問紙調査を用いてデータを収集した。結果看護師の平均臨床能力スコアは年齢と非常に有意な関連を示した(P < 0.001)。また、看護専門職行動領域のスコアが最も高かった。さらに、看護教育レベルと平均臨床能力スコアとの間にも有意な相関が認められ(P < 0.001)、同様に看護専門職行動領域のスコアが最も高かった。加えて、平均臨床能力スコアは臨床業務経験年数とも強い相関を示し(P < 0.001)、看護専門職行動領域が最も高いスコアを示した。結論看護師は自身の臨床能力レベルを中程度であると認識していた。看護師の臨床能力を向上させるためには、支援的な職場環境の促進、高度な看護スキルに関する継続的教育・研修の提供、そして看護師の批判的思考力の育成に重点を置くことが重要である。 (担当:王)
12月4日木曜日、群馬大学にてフットケアのハンズオンセミナーを開催します!奮ってご参加ください!

(Encourage Autonomous Self-Enrichment program:自主的な自己涵養促進プログラム)とは?
EASEプログラム®とは、患者様が、自分を豊かにすることを促進するプログラムのことです。
また、EASEとは、日本語では「気軽」という意味で、患者様が気軽にセルフマネジメントができるように医療者が手助けするプログラムという意味もあります。
EASEプログラム®の目的:その人らしい生活を送るため、疾病の予防、治療や健康に関する、セルフマネジメントの考え方と行動を、修正、維持することをねらいとしています。
このプログラムは腎不全や糖尿病、心不全などの方をはじめとして、禁煙やダイエットなど、セルフケア行動が必要な方に活用できます。
群馬大学医学系研究科保健学専攻の大学院生を学内外より広く募集しています。
慢性疾患を持つ患者様や家族援助の研究に興味のある、学生・看護師のみなさん、一緒に学びましょう。