A.「じっくりEASE(イーズ)プログラム」による「冊子型・じっくり聞き書き法」
(文献:岡美智代,齊藤詩織,井手段幸樹(2017).「じっくりEASE(イーズ)プログラム」における「聞き書き」について―慢性疾患患者の語りを冊子やカードにする看護支援―.日本慢性看護学会誌,11(1):34-38)
- 話を聞いてみたい人を探したり、ポスターを掲示して、語りたい人に名乗り出てもらう。
- 語り手が見つかったら、主旨や方法を説明して了解を得る。
- お会いする日程を決めて、思う存分語っていただく。許可を得てICレコーダーに録音!
- テープ起こしをして逐語録作成。
- 逐語録やメモから、「自分史」を作成。聞き手の質問は消し、語り手に語らせる。
語り手になったような気持ちで書くことが大切。
医療的に誤解を生じさせる内容は注釈をつける。
- 冊子としての体裁を整える。
- 印刷して、冊子体の「自分史」にする。
- 「自分史」の内容や固有名詞を、語り手に確認してもらう。タイトルを語り手自身につけてもらう。他者への配布の可否も確認。
- 裏表紙に聞き手の感想を、日付と共に記す。
- 修正した「自分史」を、ご依頼のあった冊数お渡しして完了。
- ここで、自分史を見た感想をまた語っていただくと、効果が確認できる。