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経験者の声

経験者の声

行動変容プログラムを実践された看護師の方と、体験された患者様に、感想を伺いました。

看護師・根本広美さん

6名の患者様に、観察期間の一年を挟み、3年間に2回、セルフ・モニタリング法、行動強化法などの実践経験あり。

この行動変容プログラムを実施する前は、患者様の体重が増えてしまった時、増える理由がわからなくても『ダメだよ』と言うばかりでした。介入することで、患者様の声を聞くことができ、患者様に一人一人に生活があって、必ず増える理由があることを感じました。
水を飲む理由として『汗を滝のように流しながら仕事をしてるから飲んじゃうんだよ』と聞けば『仕事の時には減らせないけど、お家に帰ってここを減らせるんじゃない?』と、このプログラムを使うと具体的なアドバイスがしやすくなりました。

患者様・浅野目ミツ子さん

透析歴13年。水分管理がうまくいかなかった時期に、行動強化法とセルフ・モニタリング法を経験。

私はすごく漬物が好きなので、漬物を2切れまでにという約束を行動目標にしたんです。第一段階が終わって、もう記録をつけなくていいと思った時にちょっと体重が増えちゃったんです。それでも、体重管理できたことがいつも頭の中にありました。『以前はできたんだ、またがんばろう』っていう気持ちは今でもあります。

看護師・中沢恵美さん

セルフ・モニタリング法、ステップ・バイ・ステップ法、ピア・ラーニング法、生きがい連結法などの実践経験あり。

患者様からの感想ですが、『いつもだと看護師に言われても頭の中には全然入らないんだけど、セルフ・モニタリング法をやったら、自分で書くことによって勉強になるし、後で見返すことができる、どこが悪いのかわかった。それですごくブレーキになってよかった』っておっしゃってました。
普通なら気持ちっていうのは他人ではわからないですよね。でも一緒にセルフ・モニタリング法をもとにお話すると、このときは辛かったんだなとか、大変だったねっていう気持ちがすごくよくわかったんですよ。
看護師が変わらなければ、患者さんも変わらないし。看護師自身が一番変わっていただきたいと思います。それとともに成長していけると思います。

ポイント

患者様の意志を尊重して、その方に無理のない計画を、ともに立てることが重要です。そのことが患者様の自己効力を高め、行動に変化をもたらし、セルフケアを促進することにつながります。

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